出張や海外旅行先でネットワーク接続を行う手段として、ポケットWi-Fiのレンタルサービスの利用を検討している方も多くいらっしゃるでしょう。
そのような時に最も気になるのが、やはりセキュリティを含めた安全性の問題ではないでしょうか。
この記事では、ポケットWi-Fiレンタルのセキュリティ面での安全性について、様々な角度から詳しく解説します。
Wi-Fi接続によるセキュリティ上のリスク
そもそも、なぜWi-Fi接続の際には、セキュリティ対策を万全にしておかなければならないのでしょうか。
その理由として挙げられるのは、通信が傍受されてしまうリスクです。
セキュリティ対策に不備があるWi-Fiを使用していると、端末とルーター間で通信をしている内容を、悪意のある第三者に傍受されてしまうケースがあります。
また、こういったリスクはフリーWi-Fiを使用している際に高くなるため注意が必要です。
特に、暗号化やパスワード制限がかけられていないようなフリーWi-Fiを使用することで、その端末は大きなセキュリティリスクにさらされてしまう事でしょう。
そのため、ビジネス用途で通信を行う際は、フリーWi-Fiも利用を避けるのが推奨されています。
一方でレンタルポケットWi-Fiは、セキュリティ面が優れているため、安心して利用できるというのが大きなメリットです。
レンタルポケットWi-Fiがセキュリティ面で優れている3つの理由
上記のように、wifiを利用してネットワークに接続する際は、その接続方法によって通信が傍受されてしまうリスクが生じます。
しかし、数あるネットワーク接続手段の中でも、レンタルポケットWi-Fiはセキュリティ的に優れた長所を持つのが特徴です。
この項目では、ポケットWi-Fiがセキュリティ面で優れている理由を、3つのポイントから解説します。
通信が暗号化されているため、セキュリティが高い
レンタルポケットWi-Fiがセキュリティ面で優れている理由としては、通信が暗号化されているからという点が挙げられます。
暗号化とは、通信内容を傍受できないようデータに暗号化を施すことで、第三者からの攻撃からデータを守り、情報漏洩を防ぐ効果のが大きな役割です。
レンタル業者によって提供されるポケットWi-Fiは、その全てに暗号化処理が行われているため、基本的なセキュリティが高いという特徴を持っています。
セキュリティがしっかりしている業者が多い
現在レンタルポケットWi-Fi業者は、需要の高まりから数多くのサービスが運営されていますが、その多くがセキュリティの高さを売りにしており、実際に安全性も高いのが特徴となっています。
特に、フリーWi-Fi利用時と比較すると、雲泥の差とも言える安全性の高さをポケットWi-Fiは持っていると言えるでしょう。
そのため、利用の際にセキュリティが高い業者の選択肢が多いという点も、ポケットWi-Fiの強みです。
特に安全性が高いとされる、WPA2以降の暗号化方式が用いられている業者も多い
Wi-Fiの暗号化形式には様々なものがありますが、特にセキュリティ性が高く、脆弱性に対するガード力も強いとされているのが、『WPA2』以降の暗号化形式です。
そして、現在サービス提供されているレンタルポケットWi-Fi業者のほとんどが、WPA2以降の暗号化形式に対応しています。
そのため、セキュリティ面でのアップデートに対応し、安全性がより高くなっているのもレンタルポケットWi-Fiの特徴と言えるでしょう。
海外旅行の際は、特にポケットWi-Fiをレンタルするのがおすすめ
ポケットWi-Fiの利用シーンとして特に効果を発揮するのが、海外旅行の際のネット接続手段です。
海外では、日本以上に見知らぬ土地を移動することになるケースも多いでしょうから、地図アプリの確認や現地での情報収集等で、ネット接続が必須なることも多くなります。
そのため、国外でも安全な手段でネット接続ができるレンタルポケットWi-Fiが、大きな効果を発揮するのです。
特に海外では、日本以上にネット上のセキュリティに気を付けなければいけない地域もあります。
そういった地域でのフリーWi-Fiの利用を避けられるのも、大きなメリットと言えるでしょう。
ポケットWi-Fiを使用する際に行っておくべきセキュリティ対策
ここまで解説してきた内容からもわかるように、ポケットWi-Fiはセキュリティ上安全性が高いため、特別なことをしなくても安心して使用することが可能です。
ただし、安全性に万全を期すためにも、ポケットWi-Fiを利用する際に確認しておくべきセキュリティ対策がいくつかあります。
この項目では、そのセキュリティ対策を6つピックアップして解説しましょう。
ファームウェアの更新情報は、定期的にチェックしておく
ポケットWi-Fiの基本的なセキュリティ対策として、ファームウェアの更新情報は定期的にチェックし、更新があれば可能な限り早く反映させておくようにしましょう。
こういったセキュリティ上の更新を適宜反映させておくことによって、最新のウイルスや脆弱性対する攻撃から通信を守ることが可能です。
そのため、更新情報をがあった場合は、こまめに更新させておくのが有効なセキュリティ対策になります。
初期設定のSSIDとパスワードは、変更可能ならば変更しておく
セキュリティアップデート以外に、ポケットWi-Fi端末に初期設定されている『SSID』と『パスワード』も変更しておくことをおすすめします。
何らかの原因でこのSSIDとパスワードが流出してしまうと、通信を勝手に使用されてしまうリスクが生じますでの、初期設定から任意のもの変更しておきましょう。
設定の変更ができない場合は、端末の管理を徹底する
ポケットWi-Fiのセキュリティ対策として初期設定の変更が有効であると解説しました。
しかし、契約している端末によっては、SSIDとパスワードの設定変更ができないケースもあるため注意が必要です。
そういった場合では、端末本体に記載されているのSSIDとパスワードが目立たないように工夫することが重要になります。
例えば、SSIDとパスワードが記載されているシールは剝がしておく、離席する際はポケットWi-Fiを放置したままにしない等、ちょっとした工夫でセキュリティを高めることが可能です。
容易に想像がつきやすいパスワードを設定することは避ける
パスワードを設定する際にも注意が必要で、知り合いであれば簡単に想像がつくようなパスワードは避けるようにしましょう。
特に、誕生日の年月日のみをパスワードの文字列にしていると、第三者にパスワードを解読されるリスクが高まってしまいます。
また、他のパスワードを使いまわして使用するのもリスクを上げてしまいますので、注意するようにしましょう。
念のため、ウイルス対策ソフトを導入しておくのも有効
念には念を入れる意味で、ウイルス対策ソフトを端末に導入しておくのも有効な方法です。
通信以外にも端末本体のセキュリティーをアップさせておくことで、より第三者の攻撃から守りやすくなります。
ただし、ウイルス対策ソフトによってはWi-Fiとの相性が悪く、接続の快適性に影響が出るケースもあるので注意が必要です。
端末を使用しないタイミングでは電源を切る
念には念を入れるもう一つの対策法として、通信を利用しない際はこまめに電源を切っておくのも有効な手段です。
本体の電源を切って通信を行わない状態にしておけば、悪意のある第三者からアクセスされることもありません。
そのため、長時間使用しなかったりする場合では、ポケットWi-Fiの電源を切っておくことも一つの選択肢です。
ポケットWi-Fiをレンタルする際に、信頼できる業者の選び方は？
ポケットWi-Fiのセキュリティ対策としては、信頼できるレンタル業者選びも重要なポイントとなっています。
この項目では、セキュリティ面で信頼性の高いレンタル業者を見極める方法について、3つの視点から解説しましょう。
運営実績が豊富な業者
ポケットWi-Fiをレンタルする際は、運営実績が豊富な業者を選ぶのが無難でおすすめです。
ある程度の年数を運営している業者であると、口コミや評価も確認しやすいため、思わぬトラブルが起きるリスクも下げることができます。
そのため業者選びの際は、できるだけ運営実績が豊富な大手を選んでおけば、信頼性が高く安心に利用できると言えるでしょう。
相場に対して適切な価格設定
これは ポケットWi-Fiのレンタルに限った話ではありませんが、相場とあまりに乖離した低価格帯のサービスは何かしらの大きなリスクを抱えているケースも多いため注意が必要です。
特にポケットWi-Fiで通信をする際には、個人情報を含めたプライバシーに直結する内容を扱うこともあるため、ずさんな管理の業者を利用してしまうと手痛い目に遭う可能性もあります。
そのため、価格設定に関しては、しっかりとチェックしておくようにしましょう。
サポートの窓口の連絡先がわかるようになっているか
これはセキュリティとはまた別の視点ですが、何かトラブルがあった時のために、 サポートの窓口の連絡先がわかるようになっているかも重要なチェックポイントです。
特に、ビジネスシーンなどで時間の猶予がない際に端末トラブルが生じると、素早いサポートが必要となります。
そのため、このサポート対応も重要なチェックポイントと言えるでしょう。
セキュリティと安全性を重視するならば、ポケットWi-Fiのレンタルがおすすめ
以上のように、ポケットWi-Fiはセキュリティが高いという特徴を持っており、特にフリーWi-Fiと比較した際にその安全性は雲泥の差です。
そのため、出先でビジネス用途の通信を行う際や、海外旅行の際はポケットWi-Fiのレンタルを検討するのがおすすめと言えるでしょう。